この時代はやっぱりかっこいいね!
2015年10月25日日曜日
さよならコロンバス - フィリップ・ロス
さよならコロンバス - フィリップ・ロス
再読する小説は結構少ないです。
好きな作品だとしても、もう一度手に取り読むことが割とありません。
再読するかどうかは人によって、本の読み方によって変わってくると思いますが、
私みたいにザーッと読んでしまうタイプだとあまり再読はしないかもしれません。
そんな感じであまり再読しない私が何度か読んでしまったのがこれ、さよならコロンバスです。
ざっとあらすじを一行で言えば、ひと夏の恋物語です。(わー簡潔)
貧しいユダヤ人の家系の青年が恋するユダヤ系の裕福な家系の女の子との物語です。
シンプルに言えば、それだけの話です。
その中で、ユダヤ系の貧しい家系に生きる主人公の劣等感やら、
淡い恋愛感情やら、若い青年が快楽を求めるような様が丁寧に描かれています。
正直言って、主人公に感情移入するようなタイプの小説ではありません。
個人的に共感する部分も少ない小説でした。
でも不思議と再読してしまいました。
なんでかなーって考えてみると、この小説で描かれた世界がすごく好きだったのかなーっと。
冒頭の真夏のプールサイドでの女の子の出会いのシーンから、
最後の冬が近づいた別れのシーンまで、文体も描かれる世界も好きだったんだなと再読しながら思いました。
私はあまり文章に惹かれて小説を読むタイプではありませんが、
これは文章に惹かれて読んでしまいました。
訳本なので生のままで作者の文章を読んでいるわけではありませんが、それでもよかったです。
佐伯 彰一氏の訳もすごくよかったのかなーと思った次第です。
再読する小説は結構少ないです。
好きな作品だとしても、もう一度手に取り読むことが割とありません。
再読するかどうかは人によって、本の読み方によって変わってくると思いますが、
私みたいにザーッと読んでしまうタイプだとあまり再読はしないかもしれません。
そんな感じであまり再読しない私が何度か読んでしまったのがこれ、さよならコロンバスです。
ざっとあらすじを一行で言えば、ひと夏の恋物語です。(わー簡潔)
貧しいユダヤ人の家系の青年が恋するユダヤ系の裕福な家系の女の子との物語です。
シンプルに言えば、それだけの話です。
その中で、ユダヤ系の貧しい家系に生きる主人公の劣等感やら、
淡い恋愛感情やら、若い青年が快楽を求めるような様が丁寧に描かれています。
正直言って、主人公に感情移入するようなタイプの小説ではありません。
個人的に共感する部分も少ない小説でした。
でも不思議と再読してしまいました。
なんでかなーって考えてみると、この小説で描かれた世界がすごく好きだったのかなーっと。
冒頭の真夏のプールサイドでの女の子の出会いのシーンから、
最後の冬が近づいた別れのシーンまで、文体も描かれる世界も好きだったんだなと再読しながら思いました。
私はあまり文章に惹かれて小説を読むタイプではありませんが、
これは文章に惹かれて読んでしまいました。
訳本なので生のままで作者の文章を読んでいるわけではありませんが、それでもよかったです。
佐伯 彰一氏の訳もすごくよかったのかなーと思った次第です。
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